2025/06/01 00:00

身体の中の余分な水分や湿を取り除いて疲れにくい身体づくりを

6月に入りいよいよ梅雨シーズンですね。
高温多湿でムシムシし、なんとなく身体が重く、やる気が出なかったり、むくみが出たり、冷たい物を求め、胃が弱まり、食欲不振になりがちです。
梅雨の薬膳のポイントは、『湿を取り除き、脾胃の働きを助け、気を巡らせてジメジメ梅雨を乗り切る』ことです。


梅雨時期は脾胃(消化吸収を司る臓)が弱まるので、大敵な湿を取り除き、脾胃を健康にし消化を促し、栄養やエネルギーを全身に運び、疲れにくい身体になるように食養生していきましょう!

身体を冷やす食べ物や飲み物、辛すぎるものは控えましょう。また脾が好む味付けは甘味ですが、取り過ぎは湿を産み、身体を冷やしてしまうので、特に注意が必要です。

ローゼンファームズカフェのランチ「デリプレート」の味付けは、甘味をメインに味付けをしていますが、旬の食材の美味しさを活かした調理法をしています。食材は脾に帰経するものを出来るだけ選んでいます。
また利水や清熱効果のある食材は身体を冷やす効果もあるので、その食材には少しスパイシーな味付けや温性の食材との組み合わせにする事でバランスを取っています。
甘味も取り過ぎは身体を冷やしてしまうので、酸味を加える事でバランスを取っています。
ぜひご家庭でのお料理の参考にされて下さいね!

【利水・利尿(むくみ改善)】
玄米、ハト麦、小豆、緑豆、ひよこ豆、とうもろこし、とうもろこしのひげ、そら豆、もやし、アスパラガス、ズッキーニ、冬瓜、パクチー、トマト、レタス、落花生、きゅうり、なす、セロリ、メロン、キウイ、すもも、スイカ、マンゴー、ふどう、あさり、しじみ、はまぐり、海藻類、鴨肉、鮎、鯛、鱧、ウーロン茶、コーヒー…など。

【湿を取り除く】
ハト麦、さやいんげん、キャベツ、オレガノ、バジル、もやし、鯖、しじみ、空芯菜、枝豆、ココナッツ、さくらんぼ、花椒、唐辛子、カルダモン、緑茶…など。

【健脾(消化吸収を良くする)】
玄米、蕎麦、ハト麦、むかご、大豆、豆乳、納豆、かぼちゃ、小松菜、なす、にんにくの茎、ブロッコリー、カリフラワー、マッシュルーム、アボカド、じゃが芋、山芋、さつま芋、ひよこ豆、枝豆、タピオカ、枝豆、落花生、そら豆、オクラ、人参、鰯、鯖、下平目、うに、すずき、どじょう、鱧、鶏卵…など。

【行気(気を巡らせる)】
キャベツ、パクチー、シソ、タイム、玉ねぎ、にら、ニンニクの茎、ネギ、バジル、ピーマン、みょうが、オレンジ、グレープフルーツ、シークワーサー、すだち、ぶんたん、レモンの皮、クミン…など。